みにちゅあん (mari558’s blog)

ミニチュアオブジェなどの製作をはじめたマリナのブログです。ミニチュアオブジェを通して笑いや応援メッセージを届けたいと思っています。地域おこし活動などもしてますが、外出が厳しい今はネットを使い土地の魅力を発信します。

小説 平凡の果てに 8

気がついた ここは?と少しギョっとした。

 

ああ、

疲れて眠ってしまっていたらしい。

 

慌てて時計を見たら19時になっていた

お腹も空いている

 

どこかに買いに行くか

土地勘が全くなくて、

 

とりあえず持参した

おせんべいをかじり出していた。

 

何か買いに行こうと思い、寮を出た。

 

近くのスーパーにでも寄りたかったのだけど

とりあえず歩いていたら

コンビニがあったので入ってみた。

 

地元らしい様なものは、、なかった。

残念だけど仕方ない

 

パンと夕食になりそうなおかずを少し買い

寮に向かった。

 

寮に戻り

部屋にもどる時、中庭らしきものが見えた。

 

中庭かあー

実は最近、建築や内装、外装に興味あるので

中庭に向かってみた。

 

中庭には

一人誰かがうずくまっていた。

 

男性の様だ、背中しか見えなくて

しゃがんでいて小さくなっている様だ。

 

え❔吐いてる?気持ち悪くなったとか?

 

私は「こんばんは」と言ってみた。

 

その男性は、パッと振り向き

「こんばんは」と言った。

 

めがねをかけていて、黒髪で

細い人だった。年齢は30代前半くらいだろうか。

とにかく汗だくだった。

 

「えっと具合悪かった、、わけじゃない、ですよね?」変な日本語になってしまった。

 

その人は、

「いや、探し物をしていて、、、はい。、、」

とちょっと焦ったように言った。

 

照明はあるものの

中庭で夜に探し物?

 

見つけられるんだろうか?

 

私は更にきいた

「何を探していらっしゃるんですか?」

 

きっと何か大切なものなのだろう

 

9に続く