今日は
映画化される小説の話です。
かなり前の話ですが
東京のレストランで普通の会話の途中に急に怒鳴られた事があった。
目の前には、血相変えて怒り狂っている知人の顔
呆気にとられる私。
後から聞いたら
発達障害を抱えていて 睡眠不足だと
イライラを含め
感情をコントロール出来ないのだ、と
平謝りされた。
また多動状態になるという事だった。
会話の内容は
褒めてくれたので『うん、訓練してきたから
さー』
というと
『訓練？訓練じゃないでしょうっ⁉️』
と急に怒りはじめた。
なんでも、
［訓練してきた からできた?
あなたは訓練不足、努力が足りないからよ
って言いたいわけ？］
という解釈が知人の頭の中で起こったらしい。
また、カッとなってしまっている時には
思考する暇もなく
抑えられず自覚せずに怒鳴ってしまっているらしい。
もちろんそんな内容な事を私は言ってないし
思ってもない。
しばらくしてお詫びの菓子折りと
謝りの手紙が送られてきた。
納得できない気持ちでいる時に偶然読んだ作品の一冊
似たようなシーンが描写されていてビックリ
当事者の苦悩、体調も良くなく
感情をコントロール出来なくて
周囲の人たちの善意も悪意に見えてしまい
周りから人が離れてしまう現象に悲しむ様子が
伺えた。
別の話のフレーズの中でこんな一節があった。
『自分は他の人が当たり前に出来ている事が
出来ずに、昨日の
出来てない事の後始末をしていて
バタバタしているうちに
今日が終わる。 その連続。
なんで自分は 普通と言われている日常の事が
こんなにも できないのだろう？』
そして、自らの存在価値すら
自信を持てない苦悩も
かいまみえた。
うーむ
どんな専門書よりも 心に響いたよ。
つまり、発作が起きた様なものなのね、、、
「酷いじゃん、何でレストラン内で怒鳴ったの？
恥をかかされたよ。私の話が
悪意に聞こえたの？
悪意あって話していると思っていたの？」
私の心の声↑
どうやら、その瞬間は
自分でも腹が立っている理由がわからないらしい。
後から とんでもない事をした
と自覚するらしい。
もう連絡はとらない という選択をしたけれど
少しだけ例の知人の心情を理解できた気がした。
逆の立場からの視点は貴重
今現在、その人も
笑顔で過ごしていますように🍀
この本の内容は、全体的に
あたたかい空気が流れるようなストーリー✨✨
例のくだりは、ほんの一部分。
来年に映画化決定と最近知りました。
そのシーンは撮影されるのだろうか？
どんな風に表現されるのだろうか🌿
映画化おめでとう🍾ございます😊
瀬尾まいこさんの作品
どれも好きです
導かれて読んだのでしょうね
ご縁に感謝です✨
