みにちゅあん (mari558’s blog)

ミニチュアオブジェなどの製作をはじめたマリナのブログです。ミニチュアオブジェを通して笑いや応援メッセージを届けたいと思っています。地域おこし活動などもしてますが、外出が厳しい今はネットを使い土地の魅力を発信します。

小説 平凡の果てに 3

あれよ、あれよ

という間にリゾートバイトは無事に決まった。

 

面接も名前、顔確認程度だった。

人手不足なのだろう。

茶髪でも派手でもない私は信頼できそうと思われたのかすぐに採用通知が来た。

 

今回が良ければまた、来年にでも

などと気の早そうな話も言われた。

ありがたい事だ

 

あたたかい地域でのリゾートバイトか、、

 

そんな未来が待っているだけで単調な日々も

ニコニコできた。

 

会社の初老の人たちにも

より笑顔で接する事ができている気がした。

 

あと少しで

お盆休みだ。

 

やはりスーツケース持参かな?

 

いや、旅行じゃないし

こういう時どんな感じで出かけるのだろう?

 

普通の出張と同じか。

と言っても私は出張なんて経験した事もないのだけど

 

そんな事を考えながら

お昼休みを過ごしていた。

 

私はいつもお昼休みはたいていお弁当だ。

お弁当っていってもジャーを使った簡単なもの。

 

ご飯、おかずを入れたら出来上がり。

あとはゆで卵でも別に持参したらもうそれで十分だ。

ジャータイプの何が良いって

 

お弁当の中身を見られない事だった。

 

自分は女子力低めで

きれいな彩りでバランスよいお弁当を毎日作るなどさらさら無理だった。

 

かと言って外食はお金がかかるし

ジャータイプは本当に重宝している

 

こうしている間も少しずつリゾートバイトの日が近づいてくる

 

わくわくだ。

 

4に続く